国家革新同盟 綱領

1.結成の目的

国家革新同盟は、資本主義が生み出す矛盾を正し、日本における新たな民主的体制を構築すべく、2020年12月20日に結成されました。

同盟は、資本主義が広げた格差を是正し、あらゆる人々が各々の能力を最大限活かせる社会を目指し、そのために民主的体制の大きな変革を伴い、国を一新することを結成の目的とします。


2.基本的な理念

国家革新同盟は、「二民・三独・五反」を基本的な理念として掲げ、人民主権を通じて民主を徹底することを掲げます。

民主政治と民主主義的経済制度を確立する「二民」

独立国家としての地位を築き、独自外交を通じた日本の新たな路線を開拓し、日本を中心とした独立経済圏を作る「三独」

伝統に固執することなく、身分制を否定し、宗教的権威に屈せず、資本主義による搾取を廃止し、議会よりも民衆を重視する「反保守主義・反封建主義・反教権主義・反独占資本主義・反議会中心主義」の五つの「反」を掲げる「五反」

この3つを基本理念とします。

私たちは、この基本理念のもと、新自由主義と資本主義のもとで広げられた格差を是正し、外国の圧力から主権を守り、国民が主人公の政治を実現することを約束し、国民の期待に応えられる政権党となることを決意し、この基本理念を具現化する強い意志を持って、国家革新同盟を結成します。


3.私たちが目指すもの

(1)今よりも民主的な政治

国民の声が十分に反映されず、政党の密室で重要なことが決まってしまう政治を改善します。利権と汚職の温床である大政党に有利な小選挙区制を改め、国民の声を取りこぼさない大選挙区制や比例制度へと選挙制度を改革します。一部の法律の制定では国民投票を実施します。また、立憲主義を踏み躙り憲法を歪める解釈改憲を禁止し、憲法裁判所の設置も行います。

(2)人権を尊重した自由な社会

私たちは、公正で透明な社会システムを通じて、人間の営みと基本的人権を尊重した自由な社会を構築します。 私たちは、あらゆる差別に対し、断固として闘います。 私たちは、性別を問わずその個性と能力を十分に発揮することができるジェンダー平等を確立するとともに、性的指向や性自認、障がいの有無、雇用形態、家族構成などによって差別されない社会を構築します。

(3)多様性を認め合い互いに支え合う共生社会

私たちは、一人ひとりが個人として尊重され、多様な価値観や生き方を認め、互いに支え合いつつ、すべての人に居場所と出番のある共生社会を構築します。

私たちは、地域ごとの特性を生かした再生可能エネルギーを基本とする分散型エネルギー社会を構築します。原発労働者の雇用を守り、原発廃止には慎重に望みますが、地震大国日本における安全性の不安に応え、原発の新設は見送ります。

(4)人が主役の経済

人を人と扱わず、道具のように使い捨てる新自由主義経済を正します。また、会社や機械などの生産手段を一部の人だけが所有する制度を改め、働く者全てで所有して運営する制度へと改革し、お金ではなく人間が主役の経済を実現します。労働をすることで自分を表現でき、喜びを得られる社会を実現します。一部の富裕層が、大多数の労働者を酷使して富を増やす、「現代の奴隷制度」である搾取制度を廃止します。

(5)持続可能な社会保障

私たちは、持続可能で安心できる社会保障制度を確立します。

私たちは、生涯を通じた学びと挑戦の機会を確保し、一人ひとりが、働き方やくらし方を柔軟に選択できる安心社会を実現します。

私たちは、社会全体ですべての子どもの育ちを支援し、希望する人が安心して子どもを産み育てることができる社会をつくります。

私たちは、若い人だけに負担を押し付ける社会保障制度を改め、公平な負担と公平な保障を実現します。

(6)国民のために働く信頼できる政府

現在の政府は、残念ながら国民のために働いてるとは言えません。

私たちは、国民目線で物事を考え、政策を実行に移す、透明で公正な政府を実現します。

私たちは、癒着と汚職に塗れることなく、クリーンな政治を実現します。

私たちは、危機に瀕したときに真っ先に逃げ出す政府ではなく、最後まで国民のために働く政府を実現します。

(7)国民に序列をつけない政府

私たちは、一人の個人に特権を与えたり、一部の人々に利益を誘導したりする政府のあり方を正し、どの国民にも身分の上下をつけず、公平に扱う政府を実現します。

(8)迷信に騙されず、科学に基づいて働く政府

私たちは、何ら根拠のない迷信や宗教に操られることのない、科学的な政府を実現します。

(9)時代に合った進歩を追求する政府

私たちは、日々進歩する人類の社会を的確に分析し、社会の進歩に応じて進歩する政府を実現します。

私たちは、時代に即さないものを死守することなく、歴史の進歩に応じて変革する政府を目指します。

(10)外国に従わない自立した政府

私たちは、アメリカや多国籍企業の意向に従うままの政府を正し、国民に選ばれた政府という自覚を持ち、いかなる外国の意向にも従わず、自分たちで決断をする政府を実現します。

私たちは、国連を重視し、友好と平和的連帯を重視する外交政策を採る政府を実現します。

私たちは、外国に侵略されたり軍事的圧力を加えられたりすることのないよう、日本の主権を守る軍事力と、周辺国の核武力に対抗できるだけの武力を持ち、国民の命を最優先に守る武装をし、他国民のために武装を用いることのない政府を実現します。

(11)世界平和に貢献する政府

私たちは、一切の侵略戦争を拒否し、あらゆる覇権主義に対して反対する政府を実現します。

私たちは、国際社会で平和的に行動し、平和的交渉によって国際紛争を解決する政府を実現します。

私たちは、北東アジアで高まる軍事的対立に与することなく、ただ国民の命を守ること以上の軍事力誇示をしない、平和外交志向の政府を実現します。

私たちは、国際連合などの多国間協調の枠組みに基づき、気候変動 などの地球規模の課題にも正面から向き合い、国際社会の恒久平和と繁栄に貢献します。

私たちは、自国のみならず他の国々とともに利益を享受する「開かれた国益」を追求します。

私たちは、日本の文化芸術を大切にするとともに、世界の多様な文化と交流しつつ、幅広い文化芸術活動の振興をはかります。


以上をもって国家革新同盟の綱領とし、全党員の決意として、ここに宣言する。

2021年5月26日

国家革新同盟 党員一同

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